継承開業医(予定)の砂川です。
これからこのブログでは、継承クリニックに実際に入るところからゆくゆくはメインでやっていくまでの道のりをリアルタイムでお送りします。
自己紹介
地方政令都市の整形外科診療所の二代目アラフォー跡取り。
大学で関東に出て、その後は出身大学の医局で整形外科医として関連病院を転々としています。
今は実家と違う地方で勤務医をしているので、まずは非常勤で実家に戻りつつ、
ゆくゆくはバトンタッチを目指しています。
クリニックの現状
父親が始めた整形外科単科医院(無床診療所)
これまではバイト医師もいれず父親が週5.5日ひとりで診療しています。
僕が小さい頃に開業しているので、開業から30年経っている地元に根ざした整形外科クリニックです。
概要;
常勤医師一人(父親)
バイト医なし
常勤看護師+常勤受付スタッフ
リハビリスタッフなし
紙カルテ
ホームページなし
駐車場5台
・・・いわゆる昔ながらの診療所です。
今後の展望
今後の展望としては以下のように考えています。
- 内部環境の確認
- 外部環境の確認
- コストの見直し
- 設備投資
- 事業展開
と言っても経営は興味はありますが素人なうえ未経験なので机上の空論に過ぎません。。
- 内部環境の確認
まずは知らないことが多すぎる。スタッフは何人いるのか、そもそも名前を覚えないと。。
また誰がどのようにして決定権をもっているのか(ほぼほぼ親父)、誰がどの役職についているのかなどの把握も必要です。
- 外部環境の確認
周辺の競合や連携できるクリニック、また周辺の患者数や患者層の把握も必要です。
少し離れた場所が再開発されるようで、そこに大きな総合病院が移転してくる予定もあり、外部環境の大きな変化が今後予想されるため、それを踏まえた戦略が必要そうです。
- コストの見直し
収入、支出はどれぐらいなのか、そもそも黒字なのか。。コストの見直しはいわゆる営業利益の販管費の部分の見直しです。営業外利益や特別利益は父親の性格からしてないと思われます。
また、医療法人に同様の損益計算書の見方があるのかどうかもわからないため、まずはそこからの勉強ですね。
- 設備投資
現状はレントゲン設備だけで、骨密度測定やましてやMRI,CTなどは入れてません。エコーもなく、親父の腕一本でやっている状況です。継承していく上でこのままでは設備が足りないと感じているため、今後テコ入れしていかなくてはなりません。
また、バイト医なしPTさんや柔道整復師もおらず物療リハのみであるため、人的リソースへの投資も考えていかなければなりませんが、人件費とのバランスが一番難しいところだと予想(あくまで予想)しています。
- 事業展開
こんなのは先のまた先の話ですが、これから数十年診療所経営に関わっていく上で、事業の展開や拡大は、それをするのかしないのかを含めて検討していかなければいけません。一般的には分院展開や訪問診療事業、時代的にはオンライン診療なども検討できるでしょう。
何をやりたいか志の部分も大きく関係してくるので拡大すればするほどだとは思っていませんが、親父がここまではやったので、自分はもう少し次のステップに進みたいなというのが本音です。
道のりは長い
。。。とかなりクラシカルなスタイルで運営されているクリニックなので、今後自分が継承する上でどのように進化させるのがいいのか、備忘録的にここに残そうと思う+同じような環境の継承医の先生方の参考になればいいなと思います。